忍者ブログ
雑記
01≪ 2025.02|12345678910111213141516171819202122232425262728 ≫03
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
最新CM
[11/16 クステ]
[11/04 クステ]
[10/06 クステ]
[08/26 クステ]
[08/13 KAZ]
最新記事
プロフィール
HN:
K.F.chlo
性別:
男性
職業:
学生
趣味:
実験、読書
ブログ内検索
最古記事
(03/19)
(03/20)
(03/21)
(03/22)
(03/22)
カウンター
バーコード
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


遅ればせながら先週土曜日の公開講座の報告をします。

今回は迷わずに学校まで着きました。
(前回歩いて大学から駅まで行った為歩いてでも問題なくいける)


2回目の内容は「動物はなぜ協力するのか」と
「光は未来のエネルギー」という講題でした。
2つとも興味のある内容だったので、
その日は始まる前にナ○ヰ錠服用w


まず「動物はなぜ協力するのか」

生物の(おそらく)遺伝的な行動に関するお話でした。
実際の動物の例を挙げながら協力的行動のお話

動物(人間も含む)の行動には
・血縁淘汰
 (自分(が持っている)の遺伝子を残すことを
 考えずに自分と同じ遺伝子を持つ兄弟などの子孫を残すのに
 協力すること。働き蟻など)
・利他的協力
 (自分の為にやった行動が結果として相手の為になる事)
・互恵的利他行動
 (一時的には損をするが、長い期間から見ると
 得になる。交互に知り合いであることが条件)
・間接的互恵的利他行動
 (上記の行動が今まで一度もあったことのない
 相手に起こるもの。他人の様子を見て判断する。評判)
・利他的懲罰
 (下で説明)
・複数レベル淘汰
 (面倒なので省略w)
などがあるそうです。
心理学の元になるようなお話で、応用とか
できるかなあと思いました。
利他的懲罰について実験的な内容
のお話もあったのでちょっと紹介。

例1

まず、資金提供者がAとBに10000円を渡します。
AはそれをBといくらで分けられるかを決められます。
それに対しBは取引自体を拒否する権利を持ちます。
(拒否した場合お金は資金提供者の元に戻る)

例2

上の場合と似ていますが、今度はBには
拒否権がありません。その代わり、取引に関わらない
Cという人物が取引内容に関してCの判断で、Aに懲罰
を与えることができ、懲罰を受けた場合、Aは
自分の取り分の30%を資金提供者に返さなくてはいけません。
(但し、CはABの10000円とは別に5000円を資金提供者から
受け取り、懲罰1回ごとに1000円を資金提供者に返さなくてはいけない)

例3

投資のゲームとします。
参加者A,B,C,Dは資金提供者から2000円づつ受け取ります。
ABCDは自分のお金から好きな金額を渡します。(0もあり)資金
提供者は渡されたお金の総額を倍にして4人に等分して(ここ重要)
渡します。ここで不満のある人(一人だけ損をしたとか)は資金提供
者に100円払って特定の人間から300円を資金提供者に回収させ
ることができます。(何回でも)


とまあ、3つの例を挙げましたが、実験の結果とchloの考えを。

例1について。元々降って沸いたようなお金ですし多少少なく
ても損することはないのだからBの方に少なく分けても、Bは
了承するだろうと思われたのですが、実際のところ、Aは
50:50で分ける提案をしたのがもっとも多かったそうです。

例2。C自体は取引に関わっているわけではなく、また懲罰を
与えるごとに自分が損するにも関わらず、不公平な分配をし
た場合懲罰を与えることが多いそうです。chloの考えでは、
資金提供者とABCの二つに考えた場合、Cが懲罰を与える
事のないように配分するのが一番お金を資金提供者から
取れる(口悪いですがw)方法だと思います。この方法だと
上に挙げたA:Bが5:5の割合の他に、A:Bで0:10という
方法もありますが(この場合Cが懲罰しようとしても元々A
はお金を持っていない為懲罰の意味がなくなる)これは成立
しなさそうです。(というより意味がない)

例3。この投資ゲームで一番賢い方法は全員が全額を投資
する方法です。(4人が2000円ずつ渡せば全員に4000円に
なって戻ってくる)しかしもし一人だけ全額投資して残りの人
間が1円も出さなかった場合、出さなかった三人は儲かりま
すが、一人だけ所持金が減ってしまいます。(Aだけが出し
た場合2000円を倍にして4等分するのでAが1000円、BCD
が3000円となる)懲罰がない場合、この裏切りを恐れてだん
だん投資額が減っていき最後には誰も投資しなくなるという
状況になります。これを懲罰により投資しなかった人から
お金を回収(資金提供者に渡す)することで、投資しないと
お金だけどんどん減っていくという状況になるので投資の
回数は増えていくそうです。ちなみに被験者には懲罰のある
ゲームとないゲームの二つを選ばせてやっていたそうですが
回を重ねるごとに懲罰のある方に移っていき、最後には9割の
被験者が懲罰ありのゲームを選んだそうです。


いやー長かったw 次は化学です。

えと「光は未来のエネルギー」です
この講座はお話よりも実験が多く、皆の前で実験を見せて
いたり、実際講座に来ていた人てブラックライトをあてて発
光する物の実験をやったりしました。
一応書いておきますと光は

|マイクロ波|赤外線|可視光線|紫外線|X線|γ線|
低―――――――――――――――――――――→高
                  エネルギー

の波長であり、人間が見る事が出来るのは
可視光線だけです。

外部からエネルギー(ここでは紫外線)を当てると特定の
物質が基底状態(安定状態)から励起状態(エネルギー
が高い状態のことです)になり、そこからまた基底状態に
戻るときに、発光する(つまり紫外線から可視光線まで
エネルギーが下がった)わけです。光の色が紫に近い
ほど物質が受け取ったエネルギーを発光に変換する
割合が高く、赤に近いほど発光に変換する割合が弱い
のです。(ごめんなさい。ここちょっと適当(ぉ)

とまあ、その中で一番興味深かった事。
「紫外線当てると栄養ドリンクって光るんだねー」w
奇麗な黄緑色でしたw 栄養ドリンクに含まれている
ビタミンBが発光しているのだそうです。
(豚肉の脂身も発光するそうですよ)

・・・このお話は難しい内容だったので分からない
ところは省略していますがお話では有機EL(一番
楽しみにしていたのに全く分からなかったのが
悲しい)や色素増感太陽電池などの話もして
いました。

で、無事全ての講題が終了して同じ学校から
来ていた後輩(これについては色々言いたい
ことがあるのですがやめておきます。ここで書
いても意味ありませんし)が帰り、希望者に
よる講師の方々を囲んでの懇親会がありました。

chloの高校の化学の先生に化学の講座で話し
ていた準教授(助教授の別名かな?)を紹介
してもらっていた為そちらの方に挨拶。
いつでも大学の方に来ても良いといって
いただきました。(伏線とか言わないようにw)

またスタッフの方ともお話してきたのですが、
その中に偶然chloが目指している学科の
学生さんがいたので、その学科を目指して
いることを言ったら
「実験室見てみますか?」といわれました。
もちろんですよ!w というわけで個人で実験室
を見せていただきました。

いやー、いいもの見せてもらいましたw
でっかいジムロート冷却器、デシケーターなど
(他にもいっぱい)減圧蒸留中のもの。いろいろ
見せていただきました。ちょっと汚いところも
ありましたが、今年の夏(秋だったかも)に改装
する予定だそうで、ちょっといいことを聞いた気分
です。

実験室を見せてもらっている間にバスの時間に
遅れてしまいましたが前回も歩いたので
無問題ですw


・・・物凄く長い報告になってしまいました。
文章も適当になっているので間違ってい
るところがあれば、ご指摘いただけたら
幸いです。


+追記+
この記事書くのに3日かかりました(ぉ


PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
COMMENT:
PASS: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
想起したことを、だらだらと書くだけ。
>「動物はなぜ協力するのか」
ゲーム理論を想起しました。ゲーム好きとしては、わりと興味をそそられる部分であります。(でもギャンブルは怖いクステであった。)

>「光は未来のエネルギー」
光は電磁波の一種です。
つまり、原理的には、可視光で通信情報を無線で送ることも可能です。真っ暗闇でしか使えませんが。
電磁波は、その波長が短いほど、(可視)光でいうなら紫側に近いほど、1光子当たりのエネルギーが高いです。

電磁波が分子に衝突した際、電磁波のエネルギーが、その分子を基底状態(原則1つ)から励起状態(複数ある)にするのに必要なエネルギーと「ちょうど」等しい場合、その電磁波は分子と共鳴し吸収され、分子(の最外殻電子)を励起状態にします。
励起された分子は、励起状態と基底状態の間の状態を経ながら、基底状態に戻ります。そのとき、それぞれの状態のそれぞれの差分のエネルギー分の波長の電磁波を放出します。
(このとき、ほとんどの物質では、放出するのが弱い赤外や遠赤外、あるいは電波になってしまうので光らない)
この電磁波が(主に)可視光の場合、この現象を「蛍光」あるいは「ルミネッセンス」と言います。

(本当に何を言いたいのか分かんない文章になったw)
クステ
2007/07/05(Thu)16:30:27 EDIT
Re:想起したことを、だらだらと書くだけ。
>電磁波は、その波長が短いほど、(可視)光でいうなら紫側に近いほど、1光子当たりのエネルギーが高いです。

電磁波だったのか。それは知らなかったw(ぉ
書いておいてアレですがこの辺分からないところが多かったですorz
物理勉強しなおそう・・・

>電磁波が分子に衝突した際、電磁波のエネルギーが、その分子を基底状態(原則1つ)から励起状態(複数ある)にするのに必要なエネルギーと「ちょうど」等しい場合、その電磁波は分子と共鳴し吸収され、分子(の最外殻電子)を励起状態にします。

この辺の事も講座で話していたみたいですがchloにはさっぱりでしたw予備知識もって行かないとだめですね。
【2007/07/05 22:55】
無題
>物理勉強しなおそう・・・

むしろ数学の方が重要だよ……
特に微分積分と線形代数と三角関数……
こいつらのおかげで何度単位を落としかけたり落としたことか……orz
クステ
2007/07/05(Thu)16:48:01 EDIT
誤字発見
>デシゲーターなど

デシケーター、ですよ。"ゲ"じゃないですよ。
化学のテストだったら減点されますよ(マジで)
クステ
2007/07/06(Fri)12:20:10 EDIT
Re:誤字発見
orz・・・直しておきます。
これは素で間違ったものかと(ぉ
【2007/07/07 17:48】
Copyright © layman's lab  ブログ 。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Template by Ninja☆BT
忍者ブログ [PR]