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2011/10/03 (Mon)
○目的:
測定実験から得られたデータを元に単分子膜の
断面積を求める
○方法
(1)水を張ったテフロンコートバットにステアリン酸の
トルエン溶液(0.35mmol)を滴下。レンズ状の油膜が
生じるまで続けた。
(2)レンズ状の油膜が生じた所でのステアリン酸の
滴下量を測った後、油膜が丁度見えなくなるまで
テフロンの仕切り板を動かし、水面の面積を測定した。
(3)上記の(1)(2)をジメチルステアリルアンモニウムクロリド
(0.091mmol)についても行った。
○結果
●ステアリン酸
滴下量:0.850ml
水面の面積:左側17.40cm 右側17.21cm バット21.8cm
面積は
(17.40+17.21)×21.8/2=377.249≈377.3[cm^2]
断面積σ:以下の式で計算する。
σ[cm^2]=1000×A[cm^2] / C[mol/L]×b[mL]×NA[/mol]
Aは水面の面積、Cは滴下物の濃度、bは滴下量
NAはアボガドロ数(6.02*10^24)1000は換算係数。
σ=377.249×1000 / (3.5*10^(-4))×(6.02*10^(23))
=2.10641838*10^(-15)[cm^2]
=0.211[nm^2]
●ジメチルステアリンアンモニウムクロリド
滴下量:0.762mL
面積:左17.00 右16.69 バット21.8 (単位はcm)
(17.00+16.69)×21.8 / 2=367.221≈367.2[cm^2]
断面積:
σ=1000×367.221 / (0.091*10^(-3))×0.762×(6.02*10^23)
=8.797*10^(-15)[cm^2]
≈0.8797[nm^2]
課題:単分子膜の厚さを求める
ステアリン酸の単分子膜の厚さを求める。
単分子膜の厚さ=体積/面積 よりまず体積を求める。
体積=滴下したステアリン酸の重さ/密度 より重さを
求める。
重さ=滴下物の物質量×分子量
0.35[mmol/L]×0.85[mL]=2.97*10^(-7)[mol]
=8.4348*10^(-5)[g]
体積は
8.4348*10^(-5)[g] / 0.9408[g/cm^3]
=8.9655*10^(-5)[cm^3]
厚さは
8.9655*10^(-5)[cm^3] / 377.249[cm^2]
=2.37*10^(-7)[cm]
=2.37[nm]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
水曜に更新するって書いたまま、気がついたら
10月になってました。
何かもうダメだね。うん。
さて、今回で化学の実験まとめは終わりになります。
次回から何を更新するかとかは全く決めてません。
・・・何か実験できたらいいんですけどね。
学校としては後期から物理の実験が始まりますが
chlo的にそれが面白いのか分かりませんし、
多分まとめはやらないと思います。
まあ、何かあったら記事を書きます。
コメントは適宜返信します。
測定実験から得られたデータを元に単分子膜の
断面積を求める
○方法
(1)水を張ったテフロンコートバットにステアリン酸の
トルエン溶液(0.35mmol)を滴下。レンズ状の油膜が
生じるまで続けた。
(2)レンズ状の油膜が生じた所でのステアリン酸の
滴下量を測った後、油膜が丁度見えなくなるまで
テフロンの仕切り板を動かし、水面の面積を測定した。
(3)上記の(1)(2)をジメチルステアリルアンモニウムクロリド
(0.091mmol)についても行った。
○結果
●ステアリン酸
滴下量:0.850ml
水面の面積:左側17.40cm 右側17.21cm バット21.8cm
面積は
(17.40+17.21)×21.8/2=377.249≈377.3[cm^2]
断面積σ:以下の式で計算する。
σ[cm^2]=1000×A[cm^2] / C[mol/L]×b[mL]×NA[/mol]
Aは水面の面積、Cは滴下物の濃度、bは滴下量
NAはアボガドロ数(6.02*10^24)1000は換算係数。
σ=377.249×1000 / (3.5*10^(-4))×(6.02*10^(23))
=2.10641838*10^(-15)[cm^2]
=0.211[nm^2]
●ジメチルステアリンアンモニウムクロリド
滴下量:0.762mL
面積:左17.00 右16.69 バット21.8 (単位はcm)
(17.00+16.69)×21.8 / 2=367.221≈367.2[cm^2]
断面積:
σ=1000×367.221 / (0.091*10^(-3))×0.762×(6.02*10^23)
=8.797*10^(-15)[cm^2]
≈0.8797[nm^2]
課題:単分子膜の厚さを求める
ステアリン酸の単分子膜の厚さを求める。
単分子膜の厚さ=体積/面積 よりまず体積を求める。
体積=滴下したステアリン酸の重さ/密度 より重さを
求める。
重さ=滴下物の物質量×分子量
0.35[mmol/L]×0.85[mL]=2.97*10^(-7)[mol]
=8.4348*10^(-5)[g]
体積は
8.4348*10^(-5)[g] / 0.9408[g/cm^3]
=8.9655*10^(-5)[cm^3]
厚さは
8.9655*10^(-5)[cm^3] / 377.249[cm^2]
=2.37*10^(-7)[cm]
=2.37[nm]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
水曜に更新するって書いたまま、気がついたら
10月になってました。
何かもうダメだね。うん。
さて、今回で化学の実験まとめは終わりになります。
次回から何を更新するかとかは全く決めてません。
・・・何か実験できたらいいんですけどね。
学校としては後期から物理の実験が始まりますが
chlo的にそれが面白いのか分かりませんし、
多分まとめはやらないと思います。
まあ、何かあったら記事を書きます。
コメントは適宜返信します。
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Re:無題
色々酷かったので直しました。
>『お米食べろ!』
ご飯炊くの面倒で最近食べてないですねえ。
というより料理できてません。
>『お米食べろ!』
ご飯炊くの面倒で最近食べてないですねえ。
というより料理できてません。